むじゅうりょく書店

自由な本屋 むじゅうりょく書店

日本文化の繊細さ・簡潔さを生み出し、支える美意識の原点−−白。それは、色であって色を超えたもの。短い文章にこめられた、白の美学。

「白」という概念を、色ではなく日本の感覚資源として読み直していく原研哉の著作。文学者・谷崎潤一郎の『陰影礼讃』や、哲学者・九鬼周造の『「いき」の構造』、美術思想家・岡倉天心の『茶の本』、農学者・新渡戸稲造の『武士道』などのような、美意識に通じる論考を、デザインという視点から試みようとしている。


原/研哉
1958年生まれ。グラフィックデザイナー。武蔵野美術大学教授。2002年より、無印良品のアートディレクションを担当。「もの」ではなく「こと」のデザインを志向している。デザインという語の意味を問い直しながら世界各地を巡回し、広く影響を与えた「RE‐DESIGN:日常の二十一世紀」展(世界インダストリアルデザインビエンナーレ、インダストリアル・グラフィック両部門大賞、毎日デザイン賞受賞)をはじめとして、「HAPTIC」「SENSEWARE」など既存の価値観を更新するキーワードを擁する展覧会を制作し世界に巡回。また、長野オリンピックの開・閉会式プログラムや、愛知万博のプロモーションでは、深く日本文化に根ざしたデザインを展開した。AGF、JT、KENZOなどの商品デザインのほか、松屋銀座リニューアル、森ビル、梅田病院サイン計画などを手がける。一連のデザイン活動によって日本文化デザイン賞ほか受賞多数。


著 者 : 原 研哉
発行年 : 2008年
製 本 : ハードカバー 81ページ
サイズ : H297mm×W212mm
出版社 : 中央公論新社
状 態 : 古本

1,200円(内税)