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借りの哲学

私たちの持っているもので、人から借りていないものがあるだろうか? 「借り」を軸に、「聖書」「ヴェニスの商人」「贈与論」などのテクストを読みなおし、「借り」の積極的価値を考察する。資本主義再考の基本文献。

解説=國分功一郎
借りという概念への注目それ自体も興味深いものだが、より興味深いのは本書がこの概念を積極的な意味で評価しようと試みている点である。借りはしばしば否定的な意味で受け止められる。借りは人に返済の義務を負わせ、義務は人を縛る、と。しかし、借りこそはよりよい社会を作り上げるための基礎になるのではないか、というのが本書の問題提起にほかならない。(解説より)

はじめに――《負債》から《借り》へ
借りたものを返せないと奴隷になる

第1章 交換、贈与、借り
第2章 《借り》から始まる人生
第3章 《借り》を拒否する人々
おわりに――《借り》の復権
解説


著 者 : ナタリー・サルトゥー=ラジュ 監訳:高野優 訳:小林重裕
発行年 : 2014年
製 本 : ハードカバー 229ページ
サイズ : H210mm×W148mm
出版社 : 太田出版
状 態 : 古本

借りの哲学

1,500円(内税)