むじゅうりょく書店

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正義と微笑

太宰治の弟子の弟が綴った日記を元に書かれた小説。
難しいイメージの太宰文学も、こちらは日記形式で物語が進められ読みやすい一冊です。

主人公・芹川進は16歳、思春期ならではの繊細な感情や葛藤を、思うがままに日々書き連ねます。
印象的なのは、進が唯一尊敬していた中学の先生の言葉。この本の裏にも印刷されています。

「学問なんて、覚えると同時に忘れてしまってもいいものなんだ。
けれども、全部忘れてしまっても、その勉強の訓練の底に一つかみの砂金が残っているものだ。
これだ。これが貴いのだ。」

表紙のアートワークは、台湾を拠点に活躍中のCHOU YIさんの描き下ろしです。


著 者 : 太宰治
発行年 : 2018年
サイズ : H148mm × W105mm
製 本 : 文庫本 189ページ
備 考 : 底本「パンドラの匣」新潮文庫、新潮社
出版社 : ON REASING
状 態 : 古本

正義と微笑

550円(内税)